ミャンマーは陸路での入国が基本禁止されているため泣く泣く空路で入国。
といってもタイのNOK AIRという航空会社がなかなか素晴らしくて、15kgの荷物込みで6500円いう格安券を出してたのでそれでなんとか安く行くことが出来ました。
ミャンマーは政治的に自由化されてから観光地としても日本企業の進出先としても注目を集めている国で開発が進められてきているという。
後数年もしてしまえばバンコクのようになってしまうとか。。。
色んな国を見てきて思うけど、今ある社会の人間は動けばそこの自然や文化にだいたい悪影響を与えてしまう。
それは観光客が増えればかならず綺麗な海岸にはリゾートホテルが建ち並び、観光地には観光客相手の商売を始めるものが自ずと増える。教育や宗教の力が及ばなければ犯罪も犯す人も増えてくるだろう。
前者のは聞こえはいいけれど、そこで成功している人や物の裏側ではかならず不幸が起きていると思う。
ただ普段通り文化や伝統に沿って生活してるだけなのに経済発展の波に乗り遅れ生活が苦しくなる。綺麗な自然は整備するのに邪魔だからと一部だけ残して削り取られるとか。。。
最近見えてきたのは今の人間は悪循環の上に成り立っているという事。人が動くと、元々いた人の生活を変え、そこにある自然を破壊する。人が動くと、そこにゴミが増えやはり自然は壊され生き物の生態系は変わる。極端な言い方だけど、オーストラリアを回っても南米行ってもアジアを見ても、どこ見ても同じ感じがした。今の人間は自分たちのエゴの上に生きている。。。
なんてことを言ってる自分も実はその悪循環を起こしている一人。いくら気をつけていてもかならず何かしらに悪影響を与えている。
だから世界一周旅行ではなく、何かを学ぶための世界一周の旅であるということを常に意識している。
そしてこの旅で僕が出してきたゴミ、壊したかもしてない珊瑚、支払ってきた観光業者へのお金、買ってあげたブレスレット、カメラとパソコンを撮った人、僕が国や人や自然に与えてしまった「悪循環の一つ」以上に、学んできたことを活かして何か「良い循環」を作り出さなければ僕もただの一旅行者と変わらない。
話は戻りますがミャンマーの人達はとても良い人です。子供でも目が合えばニコッと笑ってくれる。お金を取るわけでなく道を案内をしてくれる人がいた。
ただやっぱりここにはもう新しい商売を始めてる人もいました。観光客相手にポストカードを売る人、大量に掘り出した仏像のレプリカを売ってる店。寺院で半ば強制的に案内したあとにお金を請求して来る人。
多分これから観光客が増えればこういう人がもっと増える。言いかえればこうしなければ人が生活できなくなるんだと思う。
まだここに来て3日目でミャンマーの事はちゃんと観れていないけど、少なからず他の観光地と同じ兆候は見えた気がした。
これから写真に写ってるミャンマーはどう変わって行くのだろうか。。。
他の国と同じように魅力のない観光地にはならないように。。。