遊び方改革

働き方改革という言葉がある。働き過ぎの日本人がもうちょっと働き方を見直そうよという改革だ。これとは別に僕は日本人に提案したい事がある。それは

遊び方改革だ

日本人は真面目すぎる。もうちょっと遊ぼうよというのが僕の提案だ。今の僕らの世代はすでに遊びを忘れつつあり、その世代の子供なんて適当な場所で遊んだら怒られてしまう始末だ。限られた空間で限られた遊びしかできないというのが現状だ。

そんなのは子供にはよくないというのは誰しもわかってる事だと思う。ただし人口が集中して建物が増え車が多くなるとやはりルールは必要であり、そのルールのとばっちりを受けてしまってるのが子供たちだ。

子供は才能の塊であり、子供が求める事なら出来るだけなんでもやらせてあげたい。その中で子供に見合った才能を見つけてあげることが大人の役目だと思っている。

その点、都会に行けば制限はあれどいろんな選択肢を子供たちは持つチャンスがある。電車にのれば大抵の習い事は見つけることができるだろう。その気になればその道のプロやプロを目指してたなんて人にも会うことができるかもしれない。

しかし山口の様な田舎ではやはり子供にとって才能に触れるチャンスは少ない。才能を導いてくれる大人も少ない。その上、遊び方まで制限されてしまえば子供が持つ才能を開花させられる環境なんて限りなく少なくなる。生れた環境の違いだけで開花できない才能があるのは悲しすぎる。才能はみんな平等な筈なのに。

最近よく地域を盛り上げる、地域活性化なんて言葉をよく耳にするけど実際どうなったら活性化なのかちゃんと理解してる人は少ないんじゃ無いかと思っている。

僕が思う地域活性化とは

大人がどれだけ本気でその地域で遊べているか

この一点に限る。その大人の姿を見て子供たちも遊び、その地域が好きだから成人してからもこの地に帰ってきてくれる。このルーティーンこそが本当の地域活性化だと思う。目先の一瞬ではなく向こう100年続く様な活性化をしなければ意味が無い。

話は戻るが僕がやりたいのは山口に住む大人の遊び方改革だ。もっと自由に昔を思い出して思いっきり公園で走りまわって遊んでもらいたい。幸いにも山口市には中央公園という素晴らしい芝生の公園がある。変に木が生えてたり丘があったり池があったりしない真っ平らな芝生の公園だ。まさに海外にあるような公園で住民の憩いの場となりつつある。

今度この場所でSPARKという名のスポーツイベントを開催する。本当はスポーツイベントなんて壁を作る様な言葉は使いたくなっかったけれど、日本には「遊び」を意味するスポーツという言葉が存在しない。スポーツといえばトレーニングか競技になってしまう。だから「遊び」に変わる言葉を作るか、スポーツに遊びという意味を持たせる様に刷り込みをしていかなければならない。

つまり今回のスポーツイベントSPARKは遊び場であり、僕からの遊び方の提案だ。山口でしかできない山口市民の為だけの遊び方の提案だ。できればここで定期的にSPARKを開催したい。そしてみんなに子供も引き連れて遊びにきてもらいたい。大人が本気になって遊んではしゃいでる姿を子供に見せてあげたいと思っている。

山口には都会に比べチャンスに巡り会える環境が少ないと既述したが、唯一、都会に勝てる要素があるとすればそれはコミュニティの強さだと思っている。人が少なく人が集まる環境の少ない山口だが裏を返せばそのコミュニティにはだれかしら知り合いか共通の知人がいたりするのは珍しく無い。

そういう場所に顔を出していると山口で主要に活動してる人や面白い経歴を持った人達というのは自然に知り合いになっていけるのが山口のおもしろさである。やはりこれは山口にとって最大の武器あり、活かすべき長所であると思う。

SPARKもそういった面白い人達も含め色んな人達の集まるコミュニティであってほしい。その中での触れ合いで子供達の才能に大人が気づいてあげれたり、大人が子供たちに未来の指標となるものを教えてあげれたりする様なコミュニティとなってくれる事が今回SPARKを開催する一番の理由であり願いである。このように個々の繋がりが強くなる事が山口の最大の強みになり、このコミュニティで成長した子供たちが未来に羽ばたき山口にまた住みたいと言ってもらえる事が本当の地域活性化となると思っている。

話がかなり大きくなってしまったが、僕が自分の移動販売車までだしてみんなに「遊び場」を提供するという今回の行為自体が実は壮大な遊びであり、僕からのみんな本当はもっと自由なんだよというメッセージだったりもする。

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