長期の旅を経験した人でないと旅に必要なものなんて検討も尽きません。持っていきたいものなんて山ほどあるし、かといって荷物が増えると移動にはかなり不便。上手に最低限必要なものを選び抜き、なるべく苦とならない程度の荷物の量にする必要があります。宿に着いて荷物を出したり入れたりするのは本当に大変ですしドミトリーなど他人のいる部屋ではあまり荷物を広げたくありません。
旅をしていけば自然と知恵も付き、不便であることに抵抗もなくなってくるので自然と要らないものはわかってきます。要らないとわかればガンガン日本に送り返してしまいましょう。荷物が少ないということがどれだけ楽か実感できると事と思います。多分、みんなが知りたいのは最終的に残るこれだけは外せないというアイテムだと思います。これは料理が好きで食べる事に余り妥協はしたくないという僕のパターンなので人によっては大きく変わると思いますが参考までに僕なりのTOP10を紹介したいと思います。
(※画像をクリックすると楽天の商品ページに飛ぶようになっています。興味のある方はそちらで商品の詳細をご覧ください。)
No.10 S字フック
100円ショップに売ってるようなS字フックがあればバスの中やベッドにバッグを引っ掛けられるようになるので便利。電車の中でも窓枠に掛ける事が出来るのでかなり重宝した。
No.9折りたたみ式ナイフ
お金を節約するには自炊は欠かせない。しかしいざ料理をしようと思うとバッパーやホステルにあるナイフは質が悪く全然切れないということが多々ある。無理にそういったナイフを使っても危ないだけなので、自分用に折りたたみナイフが一本でもあるとかなり助かる。市場でフルーツを買ってその辺のベンチで食べるという事も可能になるのでオススメ。ただ飛行機に乗る際は一緒に持ち込まない様に要注意。スイスアーミーナイフよりOPINELのフォールディングナイフがオススメです。スイスアーミーナイフも慣れてくると行き着く先はナイフ一本になる。
大きなナイフなのに軽いのでとても使い勝手がいい。
No.8 携帯バケツ
小さくたためる携帯のバケツがあれば一通り洗濯することが可能。外出してる間に漬けおきもできるし節水にもなる。アジアではちょいちょい洗濯禁止の宿があるのでバケツがあれば洗濯が可能?
この製品は小さくもなるし水を入れたら自立するのでとても便利。20ℓのもあるが10ℓで十分。
No.7 梅肉エキス
知らない人も多いかもしれないが梅のエキスを超濃縮したもの。お腹が痛くなっても一舐めするだけで治ってしまう。整腸作用からガン予防にもなるなど効能は良いこと尽くし。薬をいっぱい用意するよりこれを舐めて予防した方が手っ取り早いかも。ただしめちゃめちゃ酸っぱい(笑)
No.6 スリーピングマット
最初は持ち歩いてなかったが実際あるとかなり良い。空港やベンチで寝る時は床の冷たさで深く眠る事が出来なかったが、これがあれば結構グッスリ眠れる。クッションとしてというよりも断熱材としての役割が大きい。軽いので持ち運びもそんなに苦じゃない。
良い物を買わなくても中古で十分。ネパールで300円で手に入った。
No.5 エスプレッソマシーン
イタリアに行ったら必ずゲットして欲しい。嵩張るじゃんとか思うかもしれないがそれを我慢して持ち運ぶ価値は十分にある。なんとも無いコーヒーでもこれを使えば美味しく飲める。お店のコーヒーに負けないコーヒーがいつでも何処でも飲めるようになる。重いバックパックを背負って歩いた後にホッとしたい時、タンブラーに入れて街散策に行きちょっと一息つきたい時。良いコーヒーがあればかなりホッと落ち着ける。
No.4 タンブラー
寒い地域にいる時に暖かい飲み物が飲めるというのはかなりありがたい。しかしそれ以上に重宝したのは熱湯を作るとき。これと電熱コイルさえあればお湯が沸かせ、最悪インスタントラーメンは食べられる。
No.3 携帯ウォシュレット
水を入れ、容器を押してホースの先から水を出すという簡単な構造。いつどこでお腹が痛くなるかわからないし、紙が置いてない事なんてよくある。国によっては紙をトイレに流してはいけないばしょもある。それにアジアには水と桶しかない国は沢山ある。このウォシュレットに何度お世話になった事か数しれない。最初は抵抗あるけれど、慣れるとこの方が全然楽。下痢になる事なんて良くあるのでお尻にも優しい。押し加減で強さ調整も自由自在!
電動の物ではなくプラスチック容器の物が軽くて使い勝手がいい。
No.2 セームタオル
吸水性バツグンの水泳用タオル。実はこれがあるのでタオルは一枚も持ってきていない。最初は抵抗あるかもしれないが慣れれば簡単に体を拭くことができる。洗濯後の衣類もこれを巻いて絞れば水を粗方吸い取ってくれるので翌日には乾いていて欲しい!って時に便利。ちなみに大きさはハンカチサイズ。
No.1 電熱コイル
これは悩むことなくNo.1。アジアの日用品店で購入可能。大体上からぶら下げて売られている。これがあればコーヒーカップぐらいの水であれば十数秒で沸かすことが可能。普通にパスタを茹でたり料理に使うこともできるので最悪キッチンが無い場所でも自炊ができる。夜行フェリーに乗った時などはインスタントラーメンを作れたので助かった。缶やパンで食事を済ませるのもいい節約方法だがやっぱり暖かい食事だと満足感が違う。一番重宝したのは水道水がそのまま飲めないアジア。これで一度沸かせば安全に飲むことができた。
日本では購入出来ない電熱コイル。アジアのマーケットでよく見かけるが壊れやすい物が多い。色んな形の電熱コイルがあるので自分に合ったものを見つけだそう。写真の物は韓国製でなかなかしっかりしてる。
(電気ケトルの電熱コイルがむき出しになってるようなものなので空炊きすると壊れます。日本で電熱コイルが売ってないのは安全性が保証出来ない為です。感電や火傷に注意して気をつけて使ってください。)
ここからはTOP10には入れなかったけど便利な者たち。
No.14 鍋とアルコールランプ
調理道具があるとその国の食に飽きてしまった時にかなり重宝する。例えばアジアでは脂っこい料理ばかりで一ヶ月もいるとすぐ飽きてしまう。そんな時に食べた茹でただけの野菜は最高に美味しかった。ヨーロッパではリゾット用の米を炊いてしょっちゅう食べてる。やはり日本人には米は欠かせない。
これらは全て鍋の中に収まるように設計されていて持ち運びが簡単。アルコールはペンキ屋とかでも調達出来るのであまり困らない。
No.13 ジップロック
なんだかんだ料理をする人にとっては重宝する。丈夫なものがあれば何度でも使えるし、整理整頓したり一度開けた食材やお菓子を密封して保存できる。究極ではお昼ご飯を入れる容器代りにして持ち歩いた。
No.12 洗濯紐(ロープ)
洗濯紐が無い宿が結構あるので紐が一本でもあるとかなり助かる。干し方で乾くスピードは違ってくるし、移動の多いバックパッカーにとってはなるべく翌日の朝には乾いてて欲しいところ。
No.11 洗濯ピンチ
パンツや靴下は3日分しか無いので基本的に毎日洗濯をする。その時洗濯ピンチがあれば簡単に干せて便利。100円ショップなどに行けば小さいサイズの洗濯ピンチが売ってるのでそれなら嵩張らず持っていける。
常に荷物を減らすことを考えてた自分にとって一番衝撃的なアイテムはエスプレッソマシーン。取っ手までついてるしそんなに軽いものでも無いこの道具は真っ先に日本行きの候補に上がりそうな物だが、重い・嵩張るという点を差し引いてもこれで作るコーヒーには価値があると思います。コーヒーは世界各地で飲める飲み物でありそれぞれ特徴があります。このマシーンがあるおかげで各国のコーヒーを試してみるのがもっと楽しくなりました。自分の旅の中で何か一つこだわりたい部分があるのであれば例え嵩張ってしまっても良い道具を持ち歩くというのは旅をもっと楽しむ上で大切なことなのかもしれません。