ナポリに到着。ナポリと言えばピッツァ!
ナポリに来た理由はもうそれだけ。
早速、宿で教えてもらったピザ屋に突撃!ピザは一枚4ユーロぐらいで食べられる。早速ピザの王道マルゲリータを注文して、ちょっともう一品と思いコロッケ頼んでみた。今、ブログ書いてて思うけど、なぜコロッケにしたのかはわからない。
すぐにコロッケが到着。
ま、普通。でも日本の味に近くてなんか良かった。
いろいろと試してみたけど、やっぱ一番美味しいのはマルゲリータ。
フレッシュトマトとモッツァレラ。それが最高。ハムとか乗っけちゃうとなんだか邪魔される感じ。
トマトがメインでモッツァレラがトマトの味を引き立てる。ってのがいいんかな?
生地は薄くてトマトはジューシーなので生地の真ん中はベチャベチャになってる。でもそれが美味い。不思議。
ナポリの街はとても生活感があってなんかいい。建物と建物の間をロープで繋ぎそこに洗濯物を干してる。ロープに滑車もついてるので遠くまで洗濯物を送ることができる。賢い。
歩いてるとなんだか変なエリアに入った。ミニチュアの人形や野菜やなんやら細々と色んなものを売ってる。
宿で同じ部屋になったおっちゃんがアマルフィ海岸という場所をお勧めしてたので行ってみた。でもいざ行ってみると道路が通行止めになってて目当ての海岸は見れずじまい。
まあ、途中の景色も十分綺麗だったのでそれはそれで良しとしよう。
ナポリの近くには有名な遺跡がある。ポンペイ遺跡。
昔テレビでみたこともありちょっと興味のあった遺跡。最盛期には2万人も住んでたとされるポンペイが火山の噴火による火砕流で一瞬にして地中に埋まってしまったという場所。日本でも御嶽山の噴火や富士山も噴火するみたいな話もあったりするのでちょっと立ち寄ってみた。
電車で揺られて一時間。ポンペイ駅へ。
駅を出るとすぐ裏に遺跡が見える。
チケットを買い遺跡内に入るとその広さに驚く。
主要道路である石畳には当時の馬車の轍の跡が残り、劇場や競技場、人が住んでいた家など、当時の人々の生活を感じ取ることができる。
そしてこれは当時のの人が火砕流に埋れ、その後身体が風化してできた空洞に石膏を流し込んで作ったもの。もちろん骨は石膏の中。
時速100kmと言われる火砕流からもちろん人は逃げることはできず一瞬で飲み込まれる。その瞬間、当時の人がどの様に火砕流に飲み込まれたのかを垣間見る事ができる。
かなり生々しいけど、だからこそ想像して考えることができる。
文明が自然の脅威によって一瞬で破壊される。3年前の地震や津波もそうだけど人間はやっぱり自然の前では無力なんだなと、だからこそうまく自然と付き合っていく方法を考えていかなければならないんだろうなと感じた。
人それぞれ色々と感じることはあると思うので行ってみて損はない場所だと思う。オススメ。
遺跡近くで食べられるマルゲリータも美味しかったし。
ナポリに滞在したのは結局4日間。このまま陸路で南に下って行きたかったけど中々いい情報が見つからない。ということでナポリからフェリーで一気にシチリア島に移動することに決定。
夜行なので宿代も節約できるし、一人50ユーロ程度。まあまあ安い。
シチリアは何があるのかわからないけど、島だから魚が有名なんだろうという勝手な憶測を立てて楽しみにしながら乗船。
中はとても綺麗。一番安いチケットなので公共スペースで寝ることに。まあでもソファーがフカフカで中々居心地がいい。よく寝れそうだ。