オランダの田舎町をチャリで大爆走

Alphen aan del rijinでカウチの申請をした時に実はもう一人OKをもらってる人がいた。その人が住んでるのはそこからちょっと南に下った田舎町。

やっぱり田舎の方が面白い。実は田舎の方が見るものが無いようで沢山あったりする。それに本当にその国の事を知りたければ、田舎に行く事で本当にその国の実力がわかるのである。

次のホストは学者さん。専門はザリガニで自然の事にとても詳しい。学者さんになんて会ったことがないから面白いと思って申請してみた。

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ずっと雨が続いてたけど、部屋にこもってるのは悔しいし面白そうな場所を教えてもらったので行ってみた。近くに水を汲み上げるための風車があるらしい。ちなみにこの辺りは海抜-2〜-5mぐらいの場所。海面が上昇したら一気に水が流れ込んでくる場所。でもオランダ人は賢くてそういった自然環境とうまく付き合っていってる。

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近くに行くと風車はかなりでかく迫力がある。風車の下からは水が流れ出てた。ここにはミルマンといって、風車の面倒を見るためにずっと一緒に暮らしている家族がいる。800年前ぐらいからとか…

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常に水は海抜-5mの一番低い場所に流れ込んでしまうため水が氾濫しないように常に汲み上げていかなければならない。もし風車が壊れて機能されなくなれば大惨事となるのでミルマンという人々が長年風車を見守ってきているらしい。なんだかかっこいい。

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手前の方が水面が高く奥が低い。ここは水路がクロスしてる部分なんだけど、手前の水路は他の水路を邪魔しないように穴を掘って繋げているらしい。
オランダ人、賢すぎる。

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こんな水路がここだけではなくかなり広範囲で広がっている。完全に土地を知り尽くして水をコントロールしてる。過去にはあえて川を氾濫させて大きな運河を作ることで敵の侵入を防いだこともあるとか。
まさに自然の法則に逆らわず自然とうまく暮らしていってるという感じ。

翌日は運良く空が晴れたのでサイクリングに出かけた。久しぶりの青空だ。

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オランダはどこにいっても自転車道が整備されてるから、車とか何も意識しなくてよくてサイクリングが楽しい。

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ド田舎。何もない。

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ホストにマイナーな自転車道も教えてもらった。

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これはボートが通る道かな?

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リッチな人たちが住んでるところ。
でっかい庭があってボートがある。

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楽しかった。やっぱり田舎がいいな。

次はいよいよベルギーに移動する。フランダースの犬の舞台でもあるアントウェルペン。電車に乗って移動中、沢山の風力発電機が見れた。

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オランダには原子力発電所もなく、電気をフランスから買ってるわけでもなく、全てガスからの発電でまかなっている。しかし昨今ガスの取りすぎで地盤が緩んだのか地震が起きるようになったらしい。そこで風力発電やソーラーエネルギーに切り替えようとエコタウンを作ったりしてるらしい。オランダ、なんだか凄い国だ。みくびってた。

最後にオランダが行った偉業を一つ。最初の方でオランダの地形は海抜が低いという話をしたが50年ほど前に大きなストームが来て、海の水が一気に流れ込んできたことがあるらしい。そこで沢山の人が亡くなり大惨事となった訳だがそこで政府が打ち立てた対策が、

「海にダムを作ってしまおう。」

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こんな広範囲に渡ってダムを作ってしまったらしい。しかも海に面して。
凄すぎる。

結果的に災害を未然に防いでるので、損害費用を節約出来てるみたい。

オランダ、天才か!?

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