Hitchwikiを使って、らくらく余裕のフランス入り!と思いきや・・・

ブリュッセルからパリまで約250km程度。パリとブリュッセルを結ぶ主要道路でヒッチハイクをすれば余裕だろうと高を括ってたら大変な目にあった。。。

 

車で行けば3時間でつく距離。大体5時間ぐらいあれば大丈夫だろうと思ってた。ヒッチハイクのポイントもHitchwikiにたくさん書かれてる。次の宿泊先もカウチサーフィンですでに見つけてあって6時に待ち合わせということになった。
(Hitchwikiを知らない方はこちらの記事もどうぞ
Hitchwikiを使ってベルギーでヒッチハイクをしてみた。)

 

そして初っ端はヒッチハイクではなかったけど、昨日のパーティで知り合ったおじさんが途中のMonsという町まで行くってついでに乗せてってくれるというのでお願いした。
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HitchwikiによればMonsにもポイントはあるので大丈夫だろうと思っていたのが甘かった。。。

 

Monsに向かってる途中すでに空模様がおかしい。雨の中でヒッチハイクなんて最悪だと思い、なんとか降らずに持ちこたえてくれる事を祈った。

 

が、つく頃には小雨が降りはじめてしまう。

 

正直、この時に今日はヒッチハイクは無理だなと思って駅でチケットを確認したのだが価格は一番安くて€130。流石にこの距離でその金額は払うことが出来ない。選択の余地なくヒッチハイクを結構。

 

Hitchwikiはヒッチハイクをした人が自由に書き込んでいるサイトなので書かれ方が様々。今回の場所はストレートで見通しがよく捕まえやすいと書かれている。そして捕まらないようだったら近くのガソリンスタンドで直接交渉しよう、と。

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ポイントに行くと確かに道はストレートで左車線が高速に乗る車線と分かり易かった。地図上では奥の方になってたけど見た感じ、立てる場所がなさそうで危なそうだったので手前の方でやることにした。

ブルージュの都会の方と違ってあんましリアクションしてくれない。みんな素通りしていく。。。
Hitchwikiには待ち時間30分程度となっていたのでこんなもんだろうと思いたっていたけど、霧雨だった雨がだんだん強くなってきたので、建物の中に避難。

wifiを拾って作戦を練り直そうかと思ったけど、近くにwifiを使えそうなカフェなどが見当たらない。。。寒い上、雨というのは最悪だ。体力がどんどん削られていく感じ。

ちょっと建物内で休憩してたら雨も止んできたので再度トライしにいく。今回は場所を変えて近くにあるというガソリンスタンドへ。

 

しかし問題発生。

 

なんとそのポイントにあるはずのガソリンスタンドが見当たらない!Hitchwikiの
情報は2年前だったので無くなってしまったのかも。。。
同じ場所でヒッチハイクしようにもそんなスペースはない。

 

しょうがないので自分達で良さげな場所を探して挑戦。が、やはり止まる気配なし。。。

 

すでに予定より一時間は過ぎてたし雨なので、今回パリは諦めて近くの街に一泊しようということになった。この移動してきたポイントの近くにはショッピングセンターがあり、難なくwifiが使えるカフェも発見出来た。
そして泊まる予定だったカウチホストには今回行けそうにないということを伝えて、また別の日にご飯でも行こうということになった。

 

次に宿探し。これも近くの街にはホステルが一件しかなかったがなんとか発見。空室もありそう。
とりあえず今日はこれで一安心だ。そして暗くなるまでにまだ1時間ぐらい時間はありそうだったので、もう一度ヒッチハイクに挑戦してみることにした。止まってくれたらラッキー、止まらなかったら近くの街へという感じで。

再度挑戦する場所は駅に近い最初に行なった場所。今回はポイントがついてた正確な場所に移動してみることにした。
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ポイントがついてるのはちょうど分かれ道になってる中央分離帯の中。そこは危ないだろ〜と思いつつも中に入ってボードを出してみる。

半分諦めながらやってたけど10分後一台の車が止まってくれた。

 

!?!?

 

マジか!場所ってやっぱりそんなに大事なんだ。。。最初Hitchwikiを疑ってた俺が悪かった。。。

止まってくれたらのは若いフランス人の女性。英語は全然喋れない。フランス語は全然わかんないけど、すぐ先の町まで連れてってくれるというのはジェスチャーでなんとなくわかった。
15分ぐらい乗って降ろしてくれた。

たったちょっとだけどありがたい。しかもヒッチハイクしやすそうな場所に降ろしてくれたし。
次も高速に入るための入り口の直線部分で待機してると5分ぐらいで、次はワゴンが止まってくれたら。仕事帰りのおっちゃんでまたもや英語が話せない。

この時も10分ぐらい行って降ろしてくれた。まあ、ここは贅沢は言えない。。。
でも次こそはパリ行きの車を捕まえたい!日も暮れそうだし、もう流石に引き返す事は出来ないし。

 

そして待つこと15分ぐらい。次は親がイタリア人の男性。英語もちょこっと話せる!気になる行き先はもうちょっといったところの町。。。

ぐむむ。しょ、しょうがない。ありがとう。

 

そして15分ぐらい乗って降ろしてくれたところ。
高速上にあるパーキングエリア。トラックしか止まってない。。。車は全然入ってこない。。。

どうしよう。トラックの運ちゃんに聞こうと思ってもみんな寝てるためか運転席に顔が見えない。。。

しょうがなくパーキングエリアの入り口に移動してみた。もう数十分で暗くなりそう。。。
一応電灯の下で光が当たるように立ってみたけど、果たしてこんな場所で止まってくれるんだろうか。。。

手前の車線はトラックが走るので中々乗用車は止まってくれそうにない。でも、もうここまで来たんだから待つしかない。。。不安の中待つこと15分ぐらい。

 

目の前に白い車が止まってくれた!やった!!しかも、行き先は目的地のパリ!!
最後の最後で奇跡が起きた〜!
このおっちゃんは少し英語も話せるので色々話も聞けた。

でも話を聞いてると2日前に職を失ってしまったらしい。なんだか暗い。そういうのもあって助けてくれたんかな。途中コーヒーを奢ってくれたりめちゃめちゃ良くしてくれた。実際パリ市内までは行かないらしいかけど、自分達のために行ってくれるという最高のおっちゃんだった。

2時間ぐらい運転してくれてコーヒーも奢ってくれて、なんか申し訳なかった。お礼に持ってたビール(?)をあげたけど、こんなんじゃ全然物足りない。
でもおっちゃんは自分達を下ろしたら、じゃなと言って颯爽と去っていったカッコよすぎ!
こういう人の優しさがまた自分を優しくしてくれるんだろうな。自分も困ってる人がいたら、しっかり助けてあげようって思った。

 

無事、パリに到着したのでwifiを探して、今晩のお願いをしていたカウチホストに連絡してみた。
まだ大丈夫??

でも返信が無い。。。2時間ぐらい粘ったけど返信は無かった。一回断ったから面倒臭くなっちゃったのかもしれない。カウチサーフィンは相手の気分次第で連絡出来なくなったりするので、それが怖い。。。

もう諦めて近くのホステルに移動した。結局ブリュッセルを出てホステルにたどり着けるまでに掛かった時間は、10時間。。。

疲れた。。。

冬空の下、雨に打たれ風に吹かれよく頑張った。。。

 

 

ヒッチハイクについてまとめ。

      ・Hitchwikiを信じてポイントされてる的確な場所をちゃんと探そう。ちょっとの差でも車は止まってくれなくなる
      ・天気はちゃんとチェックしておく
      ・一日が移動日となる事を覚悟しておく

辛かったけどやっぱりヒッチハイクはオススメです。お金を浮かせられるという事ももちろんあるけど、人の優しさに触れられるということはとてもいい事。世の中にこれだけ優しい人がいるということを知れるとその分、自分も優しくなれるような気がする。自分も他の人を助けてあげようって気持ちになる。

 

こうやって優しさが優しさを読んで人が幸せになるのかなとも思ったりもした。
ヒッチハイクをしたことが無い人、してみたいという人。

 

Hitchwikiを要チェックや!(このネタ古くなってきたな〜)

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