バラナシから再び電車でブッダガヤへ。
今回の電車は早朝発で涼しいのでファンの車両へ。
インドの車両はこんな感じ。シートはUPPER、MIDDLE、LOWで番号が振り分けられており、昼間はミドルのシートを畳んでロウに3人が座る。

今回は早朝だったのでシートは畳まず夜と同じようにベッドとして利用した。
ガヤ駅に着くと群がって来るリキシャーのおっさん。でもその前に次に乗る電車のチケットを買っとかないといけないので無視してチケット売り場へ。どこ行ってもここじゃないと言われたらい回しにあう(;д;)
3回目にしてやっと本物のチケット売り場へ。ここでも他の窓口でとか、この紙に書いてとか色々と注文をつけられやっと購入できた。基本的に一発でうまくいくことはありません。忍耐。。。
チケットも変えたので群がるおっさんの中から1人を選んで、ここから15km離れたブッダガヤの街へ。
ガヤ自体はとてもごちゃごちゃしてて騒がしい場所だったけど、少し離れると田園地帯の続くのどかな街並みが見れる。それと同時に土造りの家に住むマズシイ人の姿も。ブッダガヤがある州はインドで最も貧しい人が多いらしく、識字率も40%を下回るとのこと。
ここにいた2日間はずっといろんな場所で子供達につきまとわれた。お金くれではなくビスケットを買ってくれとお店に連れてこうとする。一度ガイドと一緒にいた時にビスケットを袋ごとあげようとすると止められた。そしてガイドは子供達を一列に並べてビスケットを一枚づつあげろと指示してきた。残りのビスケットは猿にあげた。
あげすぎてもそれはそれで問題みたい。never stopだからって話してた。あげる時も適当にあげるんじゃなくて一人一人にちゃんと渡してかないと喧嘩になるんだろうな。あげる時はちゃんと考えて渡さなければ。
ブッダガヤで泊まった宿は一泊500ルピーのRAMA GUEST HOUSE。
最初にいた部屋は蚊が大量発生してたので変えてもらい、次に入った部屋はベッドにダニか何か沢山いたのでまた移動、3度目にしてやっとちゃんとした部屋に通してくれた。
この日はちょっとゆっくりした後、日本寺へ。日本のお寺が一番無駄がなくて洗練されてる。心が落ち着くとはまさにこの事だって感じ。
ここに来た理由は座禅をする事。日本で一度やったことあるし、仏陀のこととか調べてて瞑想に興味があったので来てみた。本当は10日ぐらいぶっ続けで瞑想出来る瞑想センターがあるみたいなんだけど、時間が無いのでパス。その代わりとしてここ。

ここの座禅は日本でやったものと全く同じ。足を組んで背筋を伸ばして座り、半眼でひたすら呼吸を数える。考え事とかしてしまって数えるのを忘れたらまた最初から。簡単そうでかなり難しい。
20分だけだけどこの日は足が痛すぎて最後の方は早く終われとばっか考えてた(笑)座禅をする以前に身体が固すぎて足が組めないのが問題。
結局瞑想はこの日と次の日の2回だけ。2回目は座り方を工夫したら足がカチッとはまる場所を発見し、あまり痛みもなしに瞑想に集中することができた。でもやっぱ最高は20秒ぐらい。でも2、3度身体がぬとーんと地面と一体になってるような、重力を思いきり感じられるような感覚があった。この感覚がずっと続けばいいのかな?
座禅や瞑想は変なイメージを持ってる人もいるかもしれないけど、頭や身体を一度リセットする為にいい行為だと思ってる。ヨガみたいなもんじゃないかな。
普段の生活にはソファーやフカフカのベッドなど、心地良いと思われてる物がいろいろある。でもそれらはもともと地球上には無かった物で人の姿勢を悪くしたり何かしらの影響が体に出てるんじゃないかな?2足歩行だって人間はもともと猿なんだし骨格はその様に出来ていないって本で読んだことがある。だから逆立ち健康法などは内臓の場所を元に戻してあげれるから、理にかなってると。
僕は座る時やご飯食べる時、背中を曲げる癖がある。その時内臓が圧迫され、そこに食べ物が流れ込んでくるから消化もあまり効率的ではない。背筋を伸ばす様に意識しても長くは続かない。。。
そこで座禅。
座禅はお坊さんに言われれば身体に負担のかからない楽な姿勢。しかし、いつも姿勢の悪い僕にとっては骨格や筋肉がその姿勢に慣れてないので、ひたすら辛い。。。もっと座禅を繰り返せばストレッチ効果もあってちゃんと座れる様になるのかな。この度の中でちょいちょい試してみよう。
ブッダガヤには世界遺産にも指定されているマホーボディ寺院がある。ここにはブッダが悟りを開いた菩提樹の木があり世界中のお坊さんがここを尋ねるという。ブッダが悟りを開いた後は長年放置されており、この辺一体は地面の下に埋まっていたらしい。って話を聞いた時はブッダは本当にここで悟りを開いたのか??とも思ってしまったけど、まあいいか。

去年ムスリムによる軽い爆破テロがあったらしく、靴抜いだり、ケータイ預けたりと色々なルールが出来てしまったらしい。誰でも簡単に入れたのにとガイドの人は嘆いでた。夕暮れに行ったけどライトアップされてて中々キレイ。

菩提樹は切り倒されたりして、3代目らしい。ガイドが落ちてた葉っぱ一枚を見つけてきて渡してくれた。この葉っぱはみんなが欲しがるらしく朝は人だかりができるらしい。

ブッダが6年間苦行をしたという洞窟にも行ってきた。食べる量をどんどん減らしていき最終的には飲まず食わずで苦行をしていたらしい。

それからブッダを助けたスジャータという子が住んでたというセノ村。
他の人のブログで見た写真と違うし、ボランティアの学校とかを見せられたから違うところに連れてかれたかも。。。
そして最後にトトロの木。ブッダがここで瞑想したという2500年前からあるらしい木。

ブッダガヤは静かでとても落ち着ける場所でした。インドの中で一番好きかも。ただ去年政府が代わり観光業に力を入れたらしく、今いろいろと変化があるらしい。そのうちここも騒がしくなってしまうのかな??
次はいよいよネパールに向けて出発です。ブッダガヤからパトナへ、そこからバスでラクソール、国境越えてカトマンズへというコースを選びました。
どのブログを読んでも最悪だったと書いてあるこのルート。
心してかかります!!!!
