ユゼからちょっと外れた田舎街でのんびりと時間を過ごしている。ここに来た目的はローマ水道の一つPont-du-gardを見る為。ここ周辺でカウチリクエストを送ったら今のホストが了承してくれたのでやって来た。来て驚いたが、ここは町外れにあるとても古い家。B&Bとしても利用できる家らしいが今回はカウチサーフィンなのでタダで寝床を提供してくれた。

ここから街まで歩いて30分。そこからバスに乗り20分でPont-du-gardまで辿り着ける。ちょっと前まではまだ完全に観光地化はされておらず川で泳げたし橋の最上部まで行けたらしいが今や立派な観光地となっており入場料が必要で行ける範囲も制限される様になったらしい。まあでもそれでも行く価値はあると誰もが押してくる様なローマ時代の遺産。傾斜を計算し50km先のニームまで水を運んでいたというから驚きだ。
観光地化されたと言っても周辺は沢山の自然が残っていてとても気持ちがいい。
このガルドン川の先に水道橋が見えてくる。立派な佇まいで迫力がある。
近づくとその大きさが良くわかる。これを5年で作り上げたというのは驚きだ。

周辺はトレッキングコースがあり歩き回れるが、結構な距離なのでこの橋周辺を適当に歩くだけにとどめといた。

2000年も昔に生活を支える為にこんな巨大な橋を作っていたなんてロマン溢れる話と景観に大満足の僕達。帰路、ユゼまでのバスを調べると4時間ほどバスは来ないことが発覚。でももはやこんな事で驚く僕ではない。
すぐさまユゼヘ向けて歩き出し、スペースのある場所を見つけると直ぐ様笑顔で腕を前に出して親指を立ち上げ運転手とアイコンタクトをとる。待つ事10分、若者達が拾ってくれた。
そして帰り道に面白い場所を発見。
HARIBOミュージアムだ。ドイツ生まれのグミでオーストラリアでお世話になっていたお菓子。なんとこの街にはHARIBOの工場とミュージアムが存在していた。これは行くしかないと日を改めて突撃。
大人7.5ユーロだがこの7.5ユーロ以上に満足できるサービスが満載だった。4フロアあり、その各フロアで色んな味のハリボーを配ってる。


製造過程の模型など観れて、最終的には実際に機械が動く様子を見学できる。コインを入れると機械が動くシステムなのだが、結果そのままパッキングされたハリボーが手元に落ちてきて持ち帰る事が出来る。しかも3パックのはずが今回は6パックも落ちてきた。これには子供の為のアトラクションだが30歳の心も鷲掴みである。

プリクラの様に写真を撮って遊べて、もう三十路大騒ぎである。
最後はお店でHARIBOの山が出迎えてくれるのだが、この時すでにグミを食べ過ぎて口の中は甘ったるく気持ち悪いので華麗にスルーした。

甘ったるい口の中を整える為に街に行きカフェでコーヒーを飲む。ちょこっとユゼの街も散策してこの街は終了。完全にHARIBOに持ってかれたかわいそうな街ユゼ。見返しても写真は数枚しか撮っていなかった。。。

ユゼの後はヒッチハイクで出会った人の家に行く為に南に向かう。もちろん教えてもらったテクニックを駆使してヒッチハイクで。何気にヨーロッパを出るフライトまで2週間ちょっとというタイトなスケジュールになっているのでヒッチハイクはなんとしてでもスムーズに成功していかなければならない。
果たして結果はいかに。
