5つ星レストランで働いてた人にairbnbで出会った

ニームという街に出てきた。これからヒッチハイクで南に200km程下らなければならないので一度ここに泊まってからヒッチハイクにトライすることにした。

ニームはフランス最古のローマ都市が残る街。でもあまり有名じゃないのか、ここには安宿があまりない。そこで困った時のairbnb。当日に連絡しても結構OKをくれるので重宝してる。おがげで少しだがニームの街を堪能することが出来た。

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ざっと見て雰囲気のいい部屋があったのでそこに決めた。到着は日が暮れて7時ごろ、家は街から少し離れていたがバスを使いなんとかたどり着いた。インターホンを鳴らすとメガネをかけてスキンヘッドの人の良さそうな男性が現れ快く家に招き入れてくれた。

家の庭にはプールを建設中であったり、部屋は60’sの家具で統一されてたりそれぞれテーマがあったりとても洗練されている。男性は英語が喋れたので家のことや今までの旅の話などして一緒に時間を過ごしていた。airbnbは地元民との交流を目的としているが、実際にこうやって交流が出来たのは初めてだ。

話の中で相方がもう少ししたら帰ってくると言ってたんだけど、奥さんとは言わずにちょっと違う言い方をしていたのが気になった。

 

少ししたら一台の車が入ってきたので、その相方が帰ってきたことがわかった。そしてドアが空き、目がクリッとした大男が入ってきた。近寄ってくる姿、挨拶の仕方、喋り方全てに違和感がある。

 

 

そこから普通に話に参加して当たり前の様に一緒に食事をする流れになる。棚には子供の写真がありファミリーがいる気配はある。目の前には二人の男性。
一人がなんとも言えない上品な仕草をする度に頭の中では緊急会議が開かれる。

 

話を聞いてると、部屋のデザインは5つ星ホテルに泊まった時の部屋を真似して作ったとか60’sの家具や絵を集めてリビングをデザインしたとか少々セレブな印象を受ける。仕事は不動産関係を個人でやってるらしい。前はロンドンの5星レストランの朝食部門で働いていたとか。航空会社ち繋がりがあるのかビジネスクラスには特別価格で乗れるとかなんだか凄い話がバンバン出てくる。

 

そして翌朝リビングに行くとテーブルコーディネートがされており、さすがに5星レストランで働いたというのも頷けるものだった。まさかairbnbでここまでやってもらえるなんて思っていなかったので、なんだか凄い得した気分になれた。

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「時々小さくてもいいから自分へのご褒美として、いいホテルや食事にお金を使わなければダメよ。」(語尾は想像)
と言っていたので自分たちの為にわざわざこういった時間を作ってくれたのかもしれない。

この人はとても気の利く優しい人だった。次の街へ移動するのにヒッチハイクをすると行ったら、次の街名を書いたカードを作ってくれて渡してくれた。そして仕事があるにも関わらずヒッチハイクポイントまで車でわざわざ連れていってくれるという優しさ。

 

この二人は本当にairbnbをホストとして楽しんでいるというのがわかった。人に出会うことや人に喜んでもらう事で自分達もたのしんでいる。僕も将来airbnbをホストとしてやってみたいと思っていたので今回はとてもいい体験になった。

 

ヒッチハイクは無事成功し次の街にもスムーズに着くことができた。900年前の家を改築してできた部屋でいまこの記事を書いてる。ここは自然に囲まれた場所。いい経験が出来そうだ。

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