世界を見て帰ってくると農的な生活を始める人が少なからずいる。今ならそういう人達の気持ちがわかるし自分も出来る限りそういった生活を目指していきたいと思ってる。
旅の後何故そういった生活を求める様になるのか、それはただ仕事がないとか社会人に戻りたくないとかそういった簡単な理由ではない。
自論だけど後進国を見てきた事により過去をイメージすることが出来、先進国を見てきた事で現在と未来を見つめる事が出来た。その中で人がどうやって生活している(してきた)のかわかったし、今の生活がどういった事の上に成り立っているのかも強くイメージする事が出来た。
今の自然な生活の裏側には多くの不自然が存在する。
そして便利な生活になるに連れて人の知識や知恵が衰える、または偏ったものになってきている。
いつかこの旅で気づけた事についてはまとめたいと思うが、世界を見てきた多くの旅人はこういった多くの不自然に気づいたんだと思う。僕らの世代は生まれてからずっと不自然の中で生きて来た世代なので、何が不自然なのかなんて気づきようがない。
僕も気づいたからには人らしく自然に生きて行こうと思っている。
そんな中で今の不自然から離脱し自然に生きて行こうという生き方がパーマカルチャーやトランジションタウンという形でエコヴィレッジが世界各地に多く存在している。
ヒッチハイクをするとわかるのだか拾ってくれる人は大体お金持ちではなく農業やガイド、元旅人など自然の中で生活している人が多い。そういう人に出会う機会が増えると自然にエコビレッジなどの情報も入って来る様になる。そこで見つけたフランスのエコヴィレッジに2泊だけだけど止めさせてもらった。
ここはフランスでもまだそこまで有名ではないらしく15年前ではまだ牧草地だったらしい。地主が土地を貸し出し野菜を作り始め、それがここまで大きくなりゲストハウスを持つまでになったらしい。ちなみにここのゲストハウスは一般人に貸し出してはいるが基本はここに来るボランティアの為に利用されている。ちなみにボランティアは仕事を学ぶことが出来て、施設は人出を得ることができるという事でwinwinの関係となっている。
仕事を学ぶという事が主な目的でもあるので自分の仕事とは関係ない仕事をここでするということが一つのルールらしい。
ゲストハウスの裏側にはモンゴルの家の様なヨット?と呼ばれる建物がある。2人だけで3ヶ月もあれば建てられるらしい。実際にはここにはこの施設で働く人が生活をしている。
雨水を溜めるダムが上にあり高低差を利用して水やりができる段々畑。高低差を利用するのでもちろん水圧ポンプはいらない。畑に使う物も出来るだけ自然の中から。
他にもビニールハウスが2つ。冬なので中はまだ何もない。ボランティアの人が今年の収穫に向けて準備をしていた。
それとニワトリ小屋。毎日卵が15個とれるらしい。多い時は売りに出す模様。
トイレは水に流さず溜めて肥料として利用する。汚いと思う人がいると思うがここが重要で、ここの土からできた野菜を食べてトイレをまた土に戻すということは無駄のないとても自然なサイクル。トイレを流す水道代もポンプも下水もいらないかなり画期的かつ自然なこと。
お昼はみんな一緒に食べる。料理はボランティアが作り、材料はここで採れたものを使う。
色んな発見が出来て面白い2日間だった。この夏にオーガニックファームに詳しい人が日本に来るので会う約束もできたしここに来て良かった。まだ日本での予定は未定だがシェアハウスをしながらメンバーとこういった生活ができたらいいなと思っている。そこが人が集まる空間になってくれればなおさらいい。そこでアイディアが広がり新しい今の時代にあった生き方を模索していきたい。
帰国まで残り一週間。とりあえずヒッチハイクで行けるところまで行ってみる予定。また何かいい出会いがあるといいな。
初めまして。6月からヨーロッパへ行く予定のものです。
今、エコビレッジなど色々探しているところなのですが、こちらのエコビレッジの名前やホームページなど教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。
申し訳ありません。長い間ブログを放置してたので今日初めてコメントを頂いたことに気がつきました(*_*)
ヒッチハイクでたまたま知った場所なのであまり情報が無いのですが、地図から場所を見つけることが出来たのでここに貼っておきます。ちなみに英語を喋れる人も少ないです。まだヨーロッパにいればよろしいのですが。。。
Le Battement d’Ailes
Lauconie, 19150 Cornil, France
https://goo.gl/maps/hTLrdmJfTir
web:http://www.lebattementdailes.org