ヒッチハイクは順調ではあったが余りにも距離があることに今更気づき途中で電車を使ってマルセイユまでやってきた。マルセイユは中田英寿が所属していたということで有名な街だがプレーする以外サッカーに興味のない僕にとっては少しつまらない街であった。
マルセイユは移民が多く犯罪が絶えない街らしい。よく街の自動販売機を蹴ってる若者を見かけた。過去にやってきた移民の2世3世が増え続け警察もお手上げ状態らしい。フランスの都会部では早く国を出たいと言ってる人をよく見かけた。能力のある人材が国外へ出続け、移民が増え続ける今の状態がフランスの問題なのだろう。
なぜこの様な街に来たのかというと、南に下るとcassisという綺麗な場所があると聞いたからだ。あいにくながら天気は曇りとなってしまったが早速行ってきた。
街は港町で活気があり雰囲気がとてもいい。この日はマーケットがあったのでここでサラミとチーズとパンをランチとして自然の中で楽しむ為に購入した。チーズはニームで会った人がお勧めしていたmorbierという灰の層が一本入ったチーズ。フランスで一番うまいというので買ってみた。
町の中を通り、トレッキングへと向かう。町の中は色んな色合いがあって可愛らしい雰囲気。
近くのビーチはすでに透明度が高く、これから見にいく景色に期待度が高まる。
最初はまあまあ整備されたトレッキングコースが続く…
進むに連れて段々と道は悪くなり最終的には手を使わなければ歩けない程に。こんな崖をひたすら降りていった。
トータル2時間程歩き辿り着いた最後の入江は水が透き通り本当に綺麗だった。曇りなのが本当に悔やまれる。途中で出会ったイタリア人の女性が色々と隠れスポットを教えてくれた。この女性は10代の頃良く遊びに来てたらしくこの場所に詳しかった。この場所に友達と寝泊まりして過ごしていたらしい。ちなみにこの時も寝泊まりはその辺でと言って野宿するつもりでいた。逞しすぎる。
そして早速マーケットで購入したものを出してランチタイム。フランスのソシソン(サラミ)は本当に美味しい。これとパンがあればそれだけで立派なランチになる。それから気になるチーズはというと…
…
…匂いが半端なくキツイ。味も苦味が強い。かなり珍味過ぎるチーズだった…。ちょっと僕には早かったようだ。どうしようこのチーズ。リゾットとかにしたら美味しいのかな。。。
久しぶりのトレッキングはとても気持ちが良かった。晴れた日にもう一度来れたらいいな。やっぱりマルセイユの様なコンクリートジャングルより自然の方が好きなんだと再認識。
また明日はヒッチハイクで移動。どこまで行けるかな。時間が無くなってきた〜。