この3月に3週間ほどタスマニアに行く。
タスマニアで知り合った人に再び会うためだ。当時の僕はまだなにも知らず、火をつけることも苦労していたレベルだった。今回、どのくらい手助けができるようになったのか知る為でもある。
タスマニアに行くという事を人に伝えると「凄いね」「頑張ってきて」など声を掛けてもらうことがよくある。
嬉しい事なのだが、僕ら(嫁も知り合いなので一緒に行く)にとっては隣の県にちょっと遊びに行くのとそんなに変わらない。もう今の世の中、海外に行くという事は何も凄い事ではないという事はみんなに知ってもらいたい。
もう、どこでもドアはあるのだ
じゃあ、お金は?
と思うかもしれない。2人で海外旅行なんてなんでそんなに余裕があるの?と。
結論から言うと今回の旅の資金は飛行機代も入れて10万だ。もちろん2人で。
僕たちにとって飛行機こそどこでもドアであり、その使用料がチケット代だ。常にアンテナを張っているので安いチケットが出た時は飛びつき、そのチケットに合わせて時間を空ける。今回は安く行けるのはエアアジアが3月福岡から出航開始になりオーストラリアまで安く繋がったためだ。
飛行機をどこでもドアだと思ってもらえれば、海外旅行がそんなに凄い事ではないと思ってもらえると思う。
唯一みんなと違うのは安いタイミングに時間を空ける事のできるフットワークの軽さかもしれない。
もう一点、みんなが思ってる海外旅行のイメージと大きく違うのは宿と交通手段のクオリティの低さだ。とにかく安い方法で僕らは旅に出る。
それは海外に行く理由が根本的に違うからだ。普通は休暇を取ってリフレッシュするために人は海外旅行に行くんだと思う。
僕らの旅はシンプルに言うと修行だ。
リフレッシュではない。自分を高める為に海外に行くのだ。旅の旅費は自己投資である。
海外に出て感性を磨き色んなアイディアを自分の引き出しに詰め込んで帰ってくるのだ。
日本の便利で慣れた環境にいるとどうも感覚が鈍ってしまう。一年に一度くらいは旅を通して感性をもう一度磨き直す時間が必要なのだ。
つまり何が言いたいのかというと、時代がもう完全に変わってしまってるという事。飛行機は安くなりどこにでも飛び交ってる。海外旅行のハードルがかなり低くなってる。日本を旅行する外国人に、アジア人が多い事を考えるとよくわかると思う。
自分を高める為に英会話レッスンしてる人や、セミナー参加したりしてる人。その他にも旅に出るということが一つの選択肢になってしまってる事を理解していただきたい。僕はその中では海外に行って色んな人に会って来る方が自分を高めるのに一番効率がいいんじゃないかと思っている。人に会うためのwebサービスも今や色々とある。
毎月自分の為に支払ってるお金を旅にに費やせば同等かそれ以上の効果があると思っている。
これが僕らが簡単に海外に行く、最もな理由であり、僕らにとって自己投資の選択肢は旅の一本縛りだ。
だからまた僕らが海外に行くと言い出した時は「凄いね」ではなく、「くそ!俺も負けねーぞ!」と行ってもらえた方が嬉しいかもしれない。